バレーボール教室を開業するには?開業に向けた手順や相談できる公的機関についても解説!

開業ノウハウ

バレーボールは日本において高い人気を誇るスポーツです。2024年5月時点で、FIVB世界ランキングにおいてシニア男子は4位、シニア女子は9位に位置しています。また、バレーボールをテーマにしたマンガ、アニメも人気になっており、さらなる盛り上がるが期待されているスポーツです。

そのため、市場として大きいと言えるバレーボール教室ですが、この記事ではバレーボール教室を運営していくためのポイントや注意点、効率化のコツをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

バレーボール教室の開業手順

バレーボール教室の開業手順は主に以下のステップが考えられます。

  1. 体育館をバレーボール教室として利用可能か確認する
  2. コンセプトとレッスン内容を定める
  3. システムの選定
  4. 料金を定める
  5. 開業関連の手続きを進める

体育館をバレーボール教室として利用可能か確認する

バレーボール教室を開く際には体育館の用意が必要です。月謝をいただいている場合でも、団体の活動に必要な経費相当額であれば公共の体育館や学校体育施設の利用が認められるケースがあります。運営内容を調査した上で自治体ごとの判断になるため、事前にバレーボール教室としての団体利用が可能かどうかは確認しておきましょう。

コンセプトとレッスン内容を定める

続いて、どんな教室にしたいのかを言語化しましょう。例えば、子ども向けなのか大学生向けなのかの違いだけでも、レッスン内容やレッスン料金が変わってきます。

ターゲット別のレッスン内容のアイデア

あくまでも一例ですが、ターゲットによってレッスン内容を変えることによって満足度の向上につながります。

ターゲット例レッスン内容例
4〜12歳の幼児から小学生平日12:00 ~ 18:00にレッスンする
楽しんでもらうことに焦点を当てる
12歳〜18歳平日 18:00 〜 22:00
土日にもレッスンする
社会人試合の時間を増やす

レッスン内容を定める

ターゲットを定めたら、実際に提供するレッスンの内容を考えていきましょう。まずはレッスンの提供方式について考えてみましょう。

グループレッスン

グループレッスンは講師一人に対して複数人でレッスンを行う方式のことです。メリットとデメリットは以下のようなものが挙げられるでしょう。

メリット
  • コミュニティの形成につながるので解約率を下げられる
  • レッスン開催あたりの売上が高くなる
  • レッスン料金を安く設定できる
デメリット
  • 一律的なレッスンになるため、専門的なスキルの指導は難しい

楽しんでもらうことを目的にする場合は、グループレッスンが良いでしょう。趣味としてバレーボールを楽しみたいお子さんや社会人がメインターゲットの場合にはうってつけといえるでしょう。

また、グループレッスンとひとくちに言っても、少人数レッスンという手法をとることも可能です。コーチが複数人用意できない場合でも事故防止に繋がりますし、専門的なレッスンを行うことも可能になります。

個人レッスン

グループレッスンと違い、専門的な知識を教えやすいのが個人レッスンです。高いレベルで学んでいきたいという方に向けたレッスンを提供しやすくなります。

メリット
  • 細かく指導できるので、高いレベルでの指導を求める受講生を集客しやすい
  • 受講生の状態やレベルに合わせた指導ができる
  • スペースを抑えられる
デメリット
  • 一回あたりのレッスン料金が高くなる
  • 受講生と講師の相性で満足度低下につながる場合がある
  • キャンセルがあった場合、レッスンが実施できない

システムの選定

バレーボール教室の運営業務にはレッスン以外でも、集客や決済、会員管理、日程調整などの業務が発生します。運営業務を効率的に行っていくためにも、事前に外部システムを検討するのがおすすめです。もちろん、最初から有料のシステムを導入する必要はなく、無料で利用できるGoogle Workspace Essentials Starterのようなサービスの利用から考えるのがよいでしょう。

あくまでも、システムの導入の目的は「運営業務を効率的にする」がほとんどのため、すべての運営業務において、開業タイミングでシステムを導入する必要はありません。

一方で経営リスクを減らすために、システムを導入するという観点があります。例として、紙での入会管理や現金での月謝管理などがあります。それぞれ、情報漏洩や金銭トラブルにつながるため、可能な限り早めにオンラインサービスへの移行を検討するのがよいでしょう。

レッスン料と徴収方法を決める

毎月の体育館使用料、人件費、外部システム導入での固定費を洗い出すことができたら、続いて月謝の料金を定めます。

以下の記事で料金の決め方についても解説しているので、ぜひご一読ください。

月謝、レッスン料の相場は、カリキュラムの内容や指導のレベルによっても異なるため、迷ったら1で決めたコンセプトを見直してみましょう。専門性の高い技術の習得や、大会での好成績を目標とする場合には相場がかなりあがる傾向にあります。

また、料金が決まったら、徴収方法も決める必要があります。
月謝の徴収方法には以下のような方法があり、それぞれのメリット・デメリットを記事内でも紹介しています。

いままでのステップで定めたターゲットやレッスン方式などにも影響されますが、経営を持続させるために必要な収益を確保するという視点と開業するエリアの相場を加味して、一回あたりの料金を決めましょう。また、体育館を借りるほかに講師の移動費なども発生します。集客のためには広告費も必要になるため、事前に設備費と運転費ごとにコストの洗い出しと回収見通しを立ててから料金を決めるようにしましょう。

開業について公的機関に相談する

開業にあたっては多くの書類や手続きが必要です。そのため、開業をする際には公的機関に相談するのがおすすめです。無料で相談ができる窓口としては、主に以下の5つの公的機関が挙げられます。

開業の相談を無料でできる窓口
  • 税務署
  • 商工会・商工会議所
  • よろず支援拠点
  • 中小企業基盤整備機構
  • 日本政策金融公庫

質の高い相談をするためには、事前に明確な事業の内容、具体的な事業計画・資金計画をまとめておくことが必要です。本記事で紹介した内容や各公的機関が公開している要件を参考にして、開業の解像度をあらかじめ高くしておきましょう。

個人事業主の場合でも、法人設立の場合でも開業する際にはさまざまな手続きと書類の提出が必要です。場合によっては、罰せられる可能性もあるので注意が必要です。

詳しくはこちらの記事にもまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

まとめ

バレーボール教室の開業は場所を用意する必要や、場合によっては設備を購入する必要があります。そのため、かなり開業ハードルが高いと言えますが、子どもの習い事としても大人の習い事としても人気が高いため、開業場所を見極めれば事業の成功が見込めると言えるでしょう。

開業手続きを進める際には公的機関に相談するのがおすすめです。法律、労務、集客方法などさまざまな観点で相談をすることができます。

開業したあと、生徒がある程度増えてくると集金やスケジュール調整などの事務作業の負担、リスクが大きくなってきます。
GMOレンシュはコーディングなどの専門知識は不要で教室・スクール運営を楽にする機能がたくさん揃っているので、バレーボール教室の運営効率を改善していきたいと思っている方は、ぜひ検討してみてください。

GMOレンシュの紹介

チーム・教室のための連絡集金サービス「GMOレンシュ」では、運営業務をスムーズに、「教えること」に時間を使うというミッションのもと機能開発を行なっています。GMOレンシュの特徴として集金・連絡・予定機能があり、バレーボール教室の運営で発生する事務作業の多くをペーパーレス・自動化できるという特徴が挙げられます。スマートフォンさえあれば、管理することが可能なので、場所を問わず運営することが可能です。

GMOレンシュではクレジットカード決済・コンビニ払い・口座振替で生徒が月謝の支払いをすることができます。単発課金や継続課金の機能もあるので、払い忘れを防ぐことが可能です。また、生徒側で自動支払い設定をしておくことで、自動で支払いが行われます。未払いの際には期日前に自動で催促を行います。期日後の未払い金に関しても、いつでもボタンひとつで督促の連絡を行なってくれるため担当者の心理的負担を軽減することが可能です。

レッスンやイベントの情報を登録すると、自動的に受講者にお知らせされます。LINEでもメールでも連絡が一括されるので、漏れなく対象の会員に連絡することが可能です。