将来のトッププレーヤーを育てるサッカーアカデミー。システム導入で、指導者の事務負担を軽く。

インタビュー

鹿児島ユナイテッドFC アカデミー

担当者名:村口良平さま

ジャンル:スポーツチーム

生徒数:約100名

選手を経てコーチ、監督へ。

ー はじめに、「鹿児島ユナイテッドFC」のアカデミーについて教えてください。

村口さま)私たち「鹿児島ユナイテッドFC」は鹿児島に拠点を持つプロサッカーチームです。アカデミーはトップ選手の育成を目的とした組織で、小学生年代を対象とした「U-12」、中学生年代を対象とした「U-15」、高校生年代を対象とした「U-18」で構成されています。

その中で私は「U-12」の監督という立場で子どもたちの指導にあたっています。

ー 指導者になったきっかけは何かあったのでしょうか。

もともと「鹿児島ユナイテッドFC」の前身である2チームが統合したとき、セカンドチームに所属してゴールキーパーとしてプレーをしていました。

そのときちょうど、「トップのチームのGKコーチをやらないか」という話をもらって、セカンドチームに選手として所属しながら、GKコーチを始めたのが指導者としてのきっかけです。

最初の3ヶ月位はどちらもやっていたのですが、GKコーチ専任でやっていくことを決めました。

教えるということは難しいけど、もともとひとに教えるのは嫌いではなかったので。コーチという立場や、年齢も近いということもあって、一緒に戦っているような感覚でした。

やっぱり、サッカーに関わっていたいという気持ちが大きかったですね。

入会手続きをすべてレンシュで。ペーパーレスでスムーズな受付を実現。

ー アカデミーでは監督やコーチがそれぞれ集金の作業も行われているとのことで。レンシュの最初の印象はいかがでしたか?

今年監督になって、前任者から集金の業務を引き継いだのですが、以前使ったことのあったツールと比べても、管理画面がとても見やすいというのが最初の印象でした

引き継ぎで不安もあったのですが、一度見たらすぐに理解できたので、とても良かったです。

ー システムを導入して変わったことはありますか?

一番大きかったのは、入会時の手間がすごく軽減されたことです。

これまでは、入会申込書を紙で書いてもらって、振替申込書に判子を押してもらったものを集めて事務所へ郵送して・・・という対応を個別に行っていたので、管理がすごく大変でした。

レンシュを導入したことで、入会の申し込みはすべてWEBで完結するようになり、とても助かっています。システムがわかりやすいので、保護者の方からも問い合わせはほとんどなかったですね。

現金の取り扱いをなくし、安心して通ってもらえるように。

ー U12以外でも、集金に活用いただいていますか?

はい。アカデミーで1つのアカウントをもって、「U-12」「U-15」「U-18」のそれぞれのコーチや監督ごとに運営者アカウントを発行して管理しています。

「U-15」はバス移動もあるので、その集金などにも使っているんじゃないかな。

これまでは、遠征時に遠征費用を集めるのにも、親御さんが一緒に遠征に来てもらって、その場で子供に渡して子どもが監督に持ってくる、というようにしていたのですが、どうしてもタイミングが合わなくて遠征に来られない親御さんもいらっしゃいます。

子どもが大きい金額を運ぶのは不安も大きいので、それが全部オンライン集金で完結しているのは、とても安心だと思います。

自分で考えて動く、臨機応変さを育てる指導

ー 子どもたちとはどんな関係ですか?

怖がられているとは思いますね(笑)練習をやるときはやる、遊ぶときは遊ぶ、という線引きを大切にしています。

ー 指導するうえで、ほかに意識されていることはありますか。

最近の子どもたちは、動画で世界中のプレーを見ることができて、そこはすごく恵まれている部分なのですが、逆に頭での理解が先行していることが多いんじゃないかなと思っていて。

外で遊んでいても、昔よりずっと安全性が担保されているので、それ自体はとても良いことなんですけど、イレギュラーにぶつかることが随分少なくなっているんですよね。

だからこそ、サッカーを通して、イレギュラーにぶつかって、対処することを学んでほしいなと思っています。サッカーって、まさかの出来事がすごく多いので。

ー 臨機応変さ、みたいな。

そうですね。

このポジションはこう動く、このポジションだからこの仕事をする、っていうのはもちろんそうだし、大切なことではあるんですけどね。とはいえ状況がどんどん変わっていく中で、自分がどう動くかを判断できるようになってほしいなと思って、指導にあたっています。

ー メンタル面を指導するのはすごく難しいだろうなと思います。

ミスしてもいいから、どんどんやってみるように言っていますね。経験してみないことには本当の答えはわからないと思うので。

子どものうちは、ついつい「なんとかなるか」という考え方をしてしまうと思うし、ある程度は仕方ないと思うのですが、できる限り「なんとかしてみよう」ということを自分で考えるよう伝えています。

自分で考えて事前の準備をした上で結果が出ればOKだし、それでもだめだったらもっと準備をしないといけない。そういうことを学んでもらえると嬉しいですね。

「勝ち」だけではなく自分の「価値」も大切に

ー 子どもたちの成長を感じるのはどんなときですか?

やっぱり自分で考えて動いているのを見るとすごく成長を感じますね。

もちろんチームとしては勝つこともすごく大事なんですけど、試合を通して自分のプレーの価値を上げることも大切だと思っています。

「勝ち」だけじゃなく自分の「価値」を上げることを意識してほしいです。

ー 最後に、今後の目標はありますか?

まずはアカデミーとして、トップチームに昇格する選手の育成ですね。

実際にこれまでにアカデミーからトップチームに昇格している選手もいます。また彼らがそこからさらに上に上がっていけるようになると、自分としても嬉しいなと思います。

あとは、もちろん大会に勝つこと、リーグをあげることもチームとしての目標です。全国リーグに上がると遠征も増えるので、遠征費の集金などはレンシュに任せて、練習と試合にしっかり集中していきたいと思います。