会社員から、子どもたちのあこがれの「習字の先生」に。たくさんチャレンジするために、事務負担を少なく。

インタビュー
習字教室はるる代表、井上さまの写真

習字教室 はるる

担当者名:井上 由佳 さま

業種:習字・書道教室

生徒数:約200名〜

『習字教室 はるる』は、兵庫県明石市にある、子どもから大人まで楽しんで習字を学ぶことができる教室です。元々会社員だったが、資格を活かして習字教室を開業されたという井上さまに、起業のきっかけや、教室の運営でどのようにGMOレンシュを役立てているかなどを伺いました。

友人の一言から、教室の開業を決意

ー まずは「習字教室 はるる」について教えてください。

井上さま)下は4歳から上は70代まで、幅広い年代の方に通っていただいている習字教室です。毛筆・硬筆はもちろん、大人の方へはペン字も教えています。

お子さんの体験で来られた際にお父さんがやってみようかな、となったり、親子で通われている方も多いんですよ。

習字の書き方の指導を受ける生徒たち

開業のきっかけは何かあったのでしょうか。

もともとは会社員をしていたのですが、結婚を期に購入した自宅マンションの1室が余っていたことがあり、ここでなにか始められないか、と思いました。

ちょうどそのとき、私がもともと習字をずっとやっていることを知っていた友人から、ペン字の通信講座を習おうと思っている、という相談を受け、「それなら資格を持っているし私が教えようか?」と提案したのがきっかけです。

習字は子どもの頃に始めて、社会人になってからも続けていました。資格を活かして、おばあちゃんになったら習字教室ができたら良いな、くらいに思っていたのですが、思いがけず友人の言葉に背中を押されて教室を始めてみたら楽しくて。今はホームページでの募集を通して、たくさんの生徒さんに集まってもらえています。

ー 会社員とはすごく変化があったのではないでしょうか。

そうですね。全部自分でやらないといけないのが一番違います。
すごく忙しいけど、楽しい忙しさだと感じています。

ひとりだからこそ、事務作業をなるべく簡略化したい

ー GMOレンシュを導入した経緯を教えてください。

起業してから全部一人でやっていたので、事務仕事の量が膨大になってしまって。少しでも事務仕事を軽減するために、現金以外の集金方法をメインにしたいと思い、集金のシステムを探したのがきっかけでした。

教室のホームページを「グーペ」で運営していたので、同じ会社が運営している安心感もあり、「GMOレンシュ」を選びました。

「GMOレンシュ」は月額利用料が固定で、個人の教室も使い始めやすい料金になっているので、そこもとてもありがたかったです。

実際に導入していかがですか。

集金方法は現金と選べるようにしているのですが、今は半数以上のかたがレンシュでの支払いを選択されています。事務作業の負担は格段に減りました

手動でも催促メールを再送できるので、クレジットカードの期限切れなどで期日までに支払いがない際などに活用しています。

また、集金以外ですと、お知らせの機能もとても助かっています。

これまで、担当講師の変更や、夏休みや冬休みの特別レッスンなどの連絡を個別にLINEで行っていたのですが、誰に送った・送ってないなどの個別のチェックがすごく負担でした。レンシュだと、生徒さんを選択して一斉に送信ができ、履歴も見れるので、とても便利です。

ー 生徒さんや保護者さんから反応はありましたか?

一度設定してしまうと、毎月支払いの手間もないので、保護者の方の反応も良いですね。

最初の導入時はどうしても設定に関する質問もあったのですが、その都度レンシュのサポートチームからご案内をいただいて、安心して導入することができました

字を書くのが楽しくなるような、明るい教室に

習字、硬筆、ペン字の作品展。
カラフルな台紙に作品が飾られ、とても華やかな様子

ー 教室をやっていて、一番うれしい瞬間は何でしょう。

子どもたちの成長していく姿を見れるのはすごく嬉しいです。

先日、あこがれの人をテーマにした学校の作文の課題で私のことを書いてくださった生徒さんがいて、それもすごく嬉しかったです。

ー それはすごく嬉しいですね・・・!

「習字の先生」を将来の夢にしてくれている子どもたちもいたりして、そういった声を聞くと、わたしも子どもたちに夢を与えられているのかなあと思います。

ちょうど今開業から6年が経ったタイミングなので、教室を始めたときに小学1年生だった子が中学生になっていたりして。中学生になるタイミングって、他の習い事や勉強などもあるので、どうしても辞める子が多いのかと思っていたのですが、うちの教室は継続率が高くて、9割の生徒さんが中学生になっても通いたいと言ってくれています。

ー 続けてもらうために、意識していることがあるのでしょうか。

どうでしょう・・・。一番思うのは、生徒との関係がすごくフレンドリーなところでしょうか。もちろん、字を書くときには集中しますし、やるときはやるように切り替えますが、それ以外は友だちみたいな感じです。

子どもたちにとって、行くのが辛い場所にはならないように、教室の雰囲気も明るい雰囲気になるよう心がけています。お習字ってまだまだ、畳の部屋で厳格な先生が教えていて・・・みたいな印象が強いと思うのですが、そういった硬いイメージを少しでも変えられていたら良いなと思います。

明るい自然光が差し込む、カフェのような内装の習字教室

大人の方にも、カフェに来ているみたい!と言っていただけていたりと、そういった部分から字を書くことの楽しさを伝えていきたいです。

習字のイメージをもっと新しく、親しみやすく

ー 今後チャレンジしてみたいことはありますか?

今、入会希望の生徒さんに対して授業の席数が追いつかず、キャンセル待ちの方もいらっしゃる状況なので、教室の数は増やせるようにしていきたいですね。

私一人で教えられる人数はどうしても限られるので、良い先生を見つけるのが重要なんですが、今の講師の方はみんな教室の生徒さんでもあるんです。私が教えた方の中から講師になる方が増えると、みんなで共通した指導をしていけるし、生徒さんも混乱が少ないので良いなと思います。

あとは、教室を飛び出して、異業種のかたとのコラボにもチャレンジしてみたいなと思っていて。

ペン字は紙とペンがあればできるので、開業当時はカフェで教えていたこともありました。通っていた美容室の方から、空いているスペースで教えてみない?と言われたりして、例えば髪を染めるのを待つ間にペン字が習えるとか、そういうのも面白いなって思っているんです。

ー すごい!新しいですね!

昔ながらのお習字の印象をどんどん変えていきたいという想いがやっぱりありますね。新しいことに挑戦することが好きなのかなと思っているので、これからもいろいろとチャレンジしていきたいです!

うちわにそれぞれの夏をイメージした文字を書いた生徒たち
生徒たちに囲まれフレンドリーに話す井上さま